いいお墓の為のQ&A

 

  1. お墓は 四十九日に間に合わせないといけない?

    • いいえ ご家族が急にお亡くなりになり、動揺されていると思いますが、急ぐ必要は全くございません。まずはご葬儀で疲れたご自身の体を癒してください。お遺骨は四十九日の法要時に必ず納骨する必要はありません。お墓が出来るまでの間はお寺様でお預かり頂けますし、ご自宅にてお傍に置かれることも問題ございません。お墓は世代を超えて共有するものです。じっくりと考えて決めましょう。百箇日か一周忌等を目安に納骨される方が多いです。
  2. いいお墓を建てたいのですがどうしたらよいですか?

    • 周辺霊園、墓地を散策し自分で調べましょう。既に立っているお墓こそ動かぬ証拠だからです。石種の勉強にはちょうどいいです。お墓には建墓年月日が刻まれ、多くは建墓業者のシールが貼られています。2,3年綺麗は当たり前なので、古い10年以上経過したお墓を探すことを推奨致します。それも雨降り後と晴れた日で分けて見ると良いです。出来るなら業者が建墓しているところも観察しましょう。1,2日で完成している様なら注意した方がいいですし、見積もりの際実際と異なることを言う様なら契約すべきではありません。
  3. 墓所とお値段

    • 同じ霊園内で、同じ墓石デザインでも、墓所の状況で数十万の差が出ます。トラックで横付けしてユニックでそのまま石材を下せるのが最も安く、機械が入れず人力で数人で石材を運ぶのが最も高くなります。ですのでよりいい石で建墓したければ、石材運搬トラックが傍に行ける場所を施主様が選ぶべきです。実際はそういう場所はなかなか手に入りませんが。。。
  4. 施工可能範囲ではないがお願い出来ないでしょうか?

    • 本気で当店をお考えでしたら検討はさせて頂きます。是非ご来店の上お話聞かせてください。
  5. 基礎工事のあの丸いコンクリートはなんですか?

    • ”コマ型ブロック”といいます。地表に重量物を設置する際、先端の円錐形状で荷重成分を横方向にも分散し、沈下方向の垂直荷重を軽減します。この工法は公共工事等でも多く採用されております工法で、墓石の様な重量の有る構造物に対しては、全体の沈降を防いだりする効果が期待できます。尚、当店では全ての墓石工事において標準施工としております。
  6. カロートの竹炭は何ですか?

    • 他店様がどうかは存じ上げませんが、当店では全ての工事で標準施工としております。カロート内に竹炭を敷くことで調湿効果によって、防臭、防虫、防カビ効果が有るとされています。
  7. 施工写真を資料として頂けますか?

    • もちろんです。当店では墓石工事においては、その工事過程を適時、撮影しながら作業しております。 施工後にアルバムにして施主様にお渡ししますので大切に保管してください。
  8. 他店で施工した物でも対応してくれるの?

    • もちろんです。クリーニング、補修、修繕何でもご相談下さい。
  9. 現場の掛持ちは有りますか?

    • あります。掛持ちというとやっつけ仕事をしているように捉える方もいらっしゃるかと思いますが石屋さんの場合は逆です。作業間に養生期間を置く方が良いに決まっています。ここで紹介した作業工程例を見ていると石材を接着しているのがわかると思います。石は重量物ですから、一日で全て施工してしまえば、外柵最下段の石の間の接着剤は硬化するまでに上部すべての重量を支え続ける必要が有ります。仮に下から上まで5か所の接合部が有るとします。施工時には水準器で測定しながら平行に積み上げていきますが全ての箇所で1mmずれたとしましょう。なんと5mmの傾きになる可能性が有ります。不要な横荷重を受ければ石に負担をかけることは容易に想像できます。一日数時間作業して、他に行くことはいい加減な事ではないのです。むしろ段取りなどが手間なのでエイヤーで一気にやってしまう方が問題です。
  10. 石の吸水率って大事?

    • 大事です。口で説明は難しいので、雨降り後に墓地を散策してください。地面が乾いてるのにあれれ?石の色が。。。って墓石は多々あります。数日たっても色が戻らない石も有ります。水というか汚れも吸い上げますから年月と共にシミになりますので、特に色の変化が激しい石種は注意が必要です。
  11. 石の硬さって大事?

    • はい  大事です。ただ鉄と同じで硬ければ衝撃に脆くなるので一概に言えませんがインドの石は独特の石目で好き嫌い分かれますが全般硬目で既設の墓石を見る限り艶持ち良いというのがわかります。
  12. 中国原産石種は良くない?

    • いいえ。中国産でも良石種は存在します。
  13. 生前にお墓は作るべき?

    • はい  生前墓は寿陵(じゅりょう)といい悪いものではありません。ある程度の年齢に達したら、ご家族で住居同様に考えてもいいと思います。